Review
はじめに
Plus500は2009年にキプロスで設立され、今では英国とイスラエルにも事務所があります。現在は英国の金融行動監視機構(FCA)、EU圏ではキプロス証券取引委員会(CySEC)と、豪州のオーストラリア証券取引委員会(ASIC)に規制を受けています。これらは業界で評判の良い著名な監督機関です。
近年Plus500が受賞した賞はありません。ウェブサイトは32言語で対応しています。プラットフォームはよく構成されているものの、使用している色彩のため、やや読みづらくなっています。
- 32言語で対応
- ウェブサイトが見づらい
- 注目する受賞がない
取引条件
提供している口座の種類に関しては、Plus500は非常に限りがあります。デモ口座でバーチャル資金を使って過ごすか、ライブ取引口座を使うかのどちらかです。
新規トレーダーはおそらくデモ口座で練習したほうがよく、その間に取引プラットフォームのしくみを学べるでしょう。汗水たらして稼いだ実資金を投入する前に、戦略が考案できるからです。
ライブ口座では手数料が発生せず、狭いスプレッドが好まれています。変動スプレッドは明らかに時間とともに変化しますが、現行のスプレッドは下の表をご覧ください。
一般的に、スプレッドは業界標準のものと一致します。トレーダーが利用できる最大レバレッジは1:300です。米国を拠点にしているトレーダーはPlus500で口座開設できないので、ご注意ください。
商品
Plus500では、株、ETF、FX、指標、オプション、仮想通貨、コモディティなど幅広い投資商品を取り扱っています。
200以上の株式、80のETF CFD、23の指標CFD、17のコモディティCFD、59の通貨ペア、8の仮想通貨が取引できます。
- 59の通貨ペア
- 200以上の株式が取引できる
規制
この業者はキプロスで設立され、英国とイスラエルにも事務所があります。
英国の金融行動監視機構(FCA、ライセンス番号FRN509909)、豪州のオーストラリア証券取引委員会(ASIC、ライセンス番号AFSL#417727)、キプロスのキプロス証券取引委員会(CySEC、ライセンス番号250/14)により規制を受け、シンガポール金融管理局(MAS)によるキャピタル・マーケッツ・サービシズ(CMS、ライセンス番号CMS100648-1)、コモディティ業者としてエンタープライズ・シンガポール(ライセンス番号PLUS/CBL/2018)の許可を取得しています。
これらは広く評判の良い監督機関であり、最善を尽くしてトレーダーを保護しています。
プラットフォーム
Plus500は独自の自社取引ソフトウェアがあり、MetaTraderプラットフォームを提供していません。この自社プラットフォームは使いやすく、全てがよく構成されていて、複雑すぎてもいません。初心者にも経験を積んだトレーダーにも同様に適しています。
このプラットフォームは数多くの言語で対応しています。取引を行う際に必要な全情報は、分かりやすく一画面に簡潔にまとめられています。この提供の一部として圧縮型のチャートソフトがありますが、唯一の欠点は、いかなる時点でも同じ画面に1つ以上のグラフが表示できないことです。
この取引プラットフォームでは、スキャルピングができません。特定の指標を使用する場合には、料金がかかります。
- Plus500には独自の取引ソフトウェアがある
- 明確で非常に使いやすいソフトウェア
モバイル取引
Plus500の自社取引プラットフォームはAndroid、Windows、iPhone、Apple Watchでも利用できます。このソフトのモバイル版はデスクトップ版と同じデザインと機能性を備え、同様に簡潔なアプローチがされています。
モバイル版ソフトには小さなバグが発生することがあるものの、全体としてモバイル端末での品質は、デスクトップ版と同様に良質です。
- Windows、iPhone、Android phonesのほか、Apple Watchでも利用可能
価格
Plus500は業界の競合他社と比べると、価格面ではかなり競争力があります。特にFXスプレッドは平均より高いですが、株式のスプレッドはそれほどでもありません。
Plus500は手数料がまったく発生せず、全てがスプレッドに組み込まれています。取引に関係のない費用には3種類あります。3か月間何の活動もない場合の休眠費用で、これは四半期ごとに£10かかります。
Plus500の財務費用に加え、特定の状況下では出金に費用が発生します(概要は次の入出金セクションで述べています)。財務費用は透明性がないため、ユーザーの知らない間に費用が発生していることもあります。
- FXのスプレッドは競争力がある
- 株式スプレッドには競争力がない
- 手数料がない
入出金
Plus500の入出金手段に関しては、オプションがやや限られています。銀行振込、クレジットカード、デビットカード、スクリル(Skrill)とペイパル(Paypal)のようなe-Walletが利用できます。
入金にかかる時間は、一般的にクレジットカード、デビットカード、e-Walletではほぼ即時、銀行振込では3~5営業日かかります。出金は、デビットカード、クレジットカード、e-Walletでは処理に最大24時間を要します。
銀行振込での処理には3~5営業日かかります。時として、初めての出金を行う際に身元情報を訊かれることもあります。Plus500 口座では、入出金に通常は料金が発生しませんが、同じ月に5回以上の出金を行った場合、その次から出金ごとに£10かかります。
銀行振込の場合、銀行によっては最高£6の手数料が発生します。ペイパルでの最低出金額は£50ですが、クレジットカード、銀行振込での最低出金額は£100です。
- 業界標準の処理所要時間
- やや限りのある入出金手段
- 最低出金額の設定がある
カスタマ-サポート
問題点や不明点があってカスタマーサポートのチームに問い合わせたい場合、電子メールかライブチャット機能で連絡を取ることができます。
通常、すぐに問題点が解決され、カスタマーサポートチームには容易に24時間週7日連絡を取ることができます。
多くの言語で対応していますが、大きな欠点は電話を使えないことです。また、カスタマーサポートチームに問い合わせる必要なく、しばしば疑問に回答してくれるであろう全体的なFAQ(よくある質問集)もあります。
- 24時間、週7日問い合わせが可能
- 電話での問合せオプションがない
リサーチ&教育
Plus500の一部として、利用できるリサーチツールはほとんどありません。チャート分析の際にただ20以上のテクニカル指標があるのみで、唯一調べられるのは、Plus500の他の顧客の売買ポジションの割合を見られることです。
ニュースの提供、ファンダメンタル分析または専門の分析チームによるお勧めもほとんどありません。経済指標カレンダーでさえも、あまり詳細ではありません。
ユーザー向け教育リソースも全くなく、今日の業界においては稀なケースです。
- 教育リソースがない
- 限られたリサーチツールと分析
注目すべき点
Plus500は上記に挙げた点と通常の料金以上のものを提供しておらず、教育リソースや市場分析さえもありません。
Plus500は年数を重ねるにつれ、監督機関に問題点を指摘されたことがあり、2012年には英国の金融行動監視機構(FSA)に£200,000の罰金を徴収されています。2016年にはフォレックス・ピース・アーミー(FPA)のトレーダー用の法廷(Traders Court)において、この業者に反対する投票もありました。つまりPlus500を業者として使用することを検討する際には、注意が必要だということを意味します。また、当プラットフォームで不満を持つ多くのオンライン事例がある点も赤信号です。
Plus500は豪州のラグビーユニオンチームであるブランビーズ、スペインのサッカーチームであるアトレティコ・マドリードのスポンサーです。
結論
Plus500の提供には多くの不足があります。
トレーダーが利用できる多くの商品があるものの、これが他の問題点の埋め合わせとなっているわけではありません。教育リソースがないことは、初心者が自分の端末だけを頼りに取り残されていることを意味し、市場分析やニュース部門がないことは、トレーダーに堂々巡りをさせることになってしまい、また決済手段もやや限りがあります。
Plus500は、使いやすく、多くのトレーダーに好まれている自社のソフトウェアがあります。しかし、過去には規制機関と問題を起こしたことがあり、元ユーザーからのネガティブな報告もあります。
全体として、Plus500を考慮する際には用心して近づくことが重要です。
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